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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻6号

1989年06月発行

文献概要

今月の主題 糖尿病マネージメントUpdate 糖尿病の診断・検査

血糖自己測定の適応と限界

著者: 池田義雄1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学・第3内科

ページ範囲:P.928 - P.929

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 昭和40年代,若年発症糖尿病の悲惨な予後を経験する中で,当時ルーチン化されていた尿糖検査を越える手段として,その頃ようやく普及し始めた簡易血糖検査法の応用が着眼された.この発想に基づいて,筆者らは世界に先駆けて昭和51年4月以来,血糖自己測定(Self-monitoring of bloodglucose:SMBG)による糖尿病の自己管理に関する研究を展開するに至った1).その後,この方法は各方面から注目され,わが国は無論のこと,世界各国で取り入れられ,10年を経た昭和61年4月1日から,わが国ではこれの健康保険適用(血糖自己測定指導加算)を得るまでになった.今,血糖自己測定は糖尿病のケアにおける革命と目されるほどの評価を受けている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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