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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻6号

1989年06月発行

文献概要

今月の主題 糖尿病マネージメントUpdate 糖尿病治療の実際

経口血糖降した剤療法—スルフォニル尿素剤

著者: 兼子俊男1

所属機関: 1山口大学医学部・第3内科

ページ範囲:P.952 - P.953

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 糖尿病の治療は,すべて食事療法,運動療法の二大基本療法の上に成り立つものであることはいうまでもない.これらの基本療法を無視した薬物による糖尿病の治療の成功は望むべくもない.現在の糖尿病治療の目標が糖尿病合併症を予防し,あるいはその進展を遅らせて正常人と同様な社会生活を全うさせることにあるのは,糖尿病の成因を考えた場合やむをえないことであり,この目標達成のために現在とりうる最大の手段が血糖のコントロールにあることを考えれば,自ら経口剤療法の糖尿者治療における意義も十分認識されるはずである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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