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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻6号

1989年06月発行

文献概要

カラーグラフ 非観血的検査法による循環器疾患の総合診断

左右両室拡張型心筋症と考えられた1例

著者: 大木崇1 福田信夫1 井内新1 小川聡1 青山好美1 森博愛1

所属機関: 1徳島大学医学部・第2内科

ページ範囲:P.1026 - P.1034

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 症例 17歳,男性
 主訴 呼吸困難,浮腫後 既往歴・家族歴 特記すべきことなし
 現病歴 12歳時より激しい運動の際に胸部圧迫感を訴えていたが,肥満によるものと考えて放置していた.昭和62年の学校健診の際,心電図異常を指摘されて近医を受診し,心不全の診断により内科的治療を受けたことがある.昭和63年8月頃より労作時呼吸困難,顔面および下肢の浮腫が出現し始め,精査の目的で当科に入院となる.約1カ月の入院後,経過観察のため自宅で様子をみていたが,昭和63年12月27日突然に死亡した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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