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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻6号

1989年06月発行

文献概要

グラフ 消化管造影 基本テクニックとPitfall

大腸(3)—潰瘍性大腸炎とその周辺

著者: 松川正明1 西澤護2

所属機関: 1順天堂大学・消化器内科 2東京都がん検診センター

ページ範囲:P.1036 - P.1044

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 西澤 最近大腸疾患で非常に増えてきたものに潰瘍性大腸炎,クローン病など,いわゆる難治性の潰瘍性病変がありますが,今日は潰瘍性大腸炎についてお話を伺いたいと思います.
 潰瘍性大腸炎の原因ははっきりしていませんし,治療法も,一時的によくなる薬はありますが,完全に治癒させることはなかなか難しい.もう1つ,手術の適応と,その時期を決めるのが非常に難しい.治りにくい病気ですから,ある程度ひどくなると手術をしなくてはならない症例もかなりある.それでまず比較的ひどいもの,高度の潰瘍性大腸炎というのは一体どういうものか,その辺からお話を伺いたいと思います.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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