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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻6号

1989年06月発行

演習 科専門医による実践診療EXERCISE

汎血球減少症/肝機能障害と肝腫瘤

著者: 岡田定1 池田健次2

所属機関: 1昭和大学藤が丘病院・血液内科 2虎の門病院・消化器内科

ページ範囲:P.1059 - P.1062

文献概要

汎血球減少症
 18歳男性.大学生.既往歴,家族歴に特記すべきことなし.現病歴:生来健康.入院7日前より微熱と軽度の口腔内出血がみられ,入院5日前には右大腿部の皮下出血に気付き近医を受診し,汎血球減少症を指摘され,当院へ紹介された.
 身体所見:身長168cm,体重55kg,血圧102/70,脈拍72/分整,体温37.2℃,全身状態良好.結膜は軽度貧血性.歯肉部に軽度の出血がみられた.表在リンパ節は触知せず.心肺に異常なし.肝脾腫なし.右大腿部に直径10cm大の皮下出血斑と中心部に血腫と思われる直径2cm大の腫瘤あり.神経学的に異常認めず.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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