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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻7号

1989年07月発行

文献概要

今月の主題 内科エマージェンシー 緊急検査データの読み方と対応

凝固系検査

著者: 渡辺健太郎1

所属機関: 1東京都済生会中央病院・内科

ページ範囲:P.1098 - P.1099

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 出血傾向のある患者へのアプローチの中で最も大切なものは,家族歴,現病歴,身体所見である.とくに現病歴では,①以前から出血傾向があったか(抜歯時,生理時の止血状態),②基礎疾患の有無(白血病,肝障害,進行癌など),③投薬内容(抗凝固剤など)が重要である.身体所見では,出血の部位,程度,出血斑などの特徴が重要であり,とくに出血が現在も続いているか,あるいは大きな出血の有無の判定は,補充療法を含めた迅速な治療開始の判断に欠かせない.検査値は以上のような情報を得たうえで読まれるべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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