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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻7号

1989年07月発行

文献概要

今月の主題 内科エマージェンシー 症状からみた内科エマージェンシー

発熱

著者: 根岸昌功1

所属機関: 1東京都立駒込病院・感染症科

ページ範囲:P.1164 - P.1165

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 発熱が単独でエマージェンシーの対象になることはほとんどない.小児では,発熱による急性脳症や痙攣の出現することもあるが,成人ではきわめて稀である.しかし,発熱は患者に不快感をもたらすばかりでなく,とくに消耗の激しい疾患にかかっている患者には直接的な不利益をも生む.発熱による組織のカタボリズムや脱水は,全身症状の悪化やうっ血性心不全をひき起こすことがあり,早期に発熱原因の解明をし,原因の除去をする必要がある.また,同時に,原因のいかんにかかわらず,発熱そのものの解消と脱水の改善など対症療法が重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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