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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻7号

1989年07月発行

文献概要

今月の主題 内科エマージェンシー 症状からみた内科エマージェンシー

好中球減少時の発熱

著者: 青木泰子1

所属機関: 1筑波大学臨床医学系・内科

ページ範囲:P.1166 - P.1167

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 近年,白血病治療をはじめとする化学療法の普及により,好中球減少が稀な病態ではなくなってきた.感染症の治療は本来起因菌に対し最適な抗菌薬を選択して行うべきであるが,好中球減少時には重症感染の頻度が高く,治療の遅れは致死的であることから,発熱時にただちに広域抗菌薬を投与するempirical therapyを施行するのが通例である1).このような好中球減少時の発熱に対する特有の対応について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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