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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻7号

1989年07月発行

文献概要

今月の主題 内科エマージェンシー 疾患からみた内科エマージェンシー 神経疾患

一過性脳虚血発作(TIA)

著者: 峰松一夫1

所属機関: 1国立循環器病センター研究所・脳血管障害研究室

ページ範囲:P.1170 - P.1171

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●概念および成因
 一過性脳虚血発作(transient ischemic attack;TIA)とは,脳の循環障害によるさまざまな症状が急速に出現し,短時間(一般に24時間以内)のうちにその症状・徴候が完全に消失する臨床病態である.本症の原因はさまざまであるが(表),潰瘍性アテローマ由来の微小塞栓と脳血管不全との2つが重視されている.わが国のTIAには脳内小動脈病変によるものも多く,心源性脳塞栓によるTIAの重要性も指摘されている1,2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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