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今月の主題 内科エマージェンシー 疾患からみた内科エマージェンシー 呼吸器疾患
気胸
著者: 伊礼壬紀夫1
所属機関: 1沖縄県立中部病院・内科
ページ範囲:P.1214 - P.1215
文献購入ページに移動 気胸は,痩せた長身の健康な若年あるいは中年男性(18〜40歳)に多い.男女比は5:1程度である.また,50歳以降,肺気腫の増加とともに若干の気胸の増加をみる.
気胸の原因はブラあるいは胸膜下のブレブの胸膜腔への破裂といわれ,このような病変は上肺野に多く,無症状でX線上も正常のことが多い.痩せた長身の男性の胸郭はやはり上下に長いため,肺尖部により物理的な負荷がかかりやすく,このため上肺野にブラやブレブが発生しやすいと考えられている.
気胸の原因はブラあるいは胸膜下のブレブの胸膜腔への破裂といわれ,このような病変は上肺野に多く,無症状でX線上も正常のことが多い.痩せた長身の男性の胸郭はやはり上下に長いため,肺尖部により物理的な負荷がかかりやすく,このため上肺野にブラやブレブが発生しやすいと考えられている.
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