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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻7号

1989年07月発行

文献概要

今月の主題 内科エマージェンシー 疾患からみた内科エマージェンシー 呼吸器疾患

気胸

著者: 伊礼壬紀夫1

所属機関: 1沖縄県立中部病院・内科

ページ範囲:P.1214 - P.1215

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 気胸は,痩せた長身の健康な若年あるいは中年男性(18〜40歳)に多い.男女比は5:1程度である.また,50歳以降,肺気腫の増加とともに若干の気胸の増加をみる.
 気胸の原因はブラあるいは胸膜下のブレブの胸膜腔への破裂といわれ,このような病変は上肺野に多く,無症状でX線上も正常のことが多い.痩せた長身の男性の胸郭はやはり上下に長いため,肺尖部により物理的な負荷がかかりやすく,このため上肺野にブラやブレブが発生しやすいと考えられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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