文献詳細
文献概要
今月の主題 内科エマージェンシー 疾患からみた内科エマージェンシー 消化器疾患
急性肝不全
著者: 与芝真1 竹内ゆかり1 関山和彦1
所属機関: 1昭和大学藤が丘病院・消化器内科
ページ範囲:P.1229 - P.1233
文献購入ページに移動現在わが国の劇症肝炎の治療法は血漿交換(PE),インスリン-グルカゴン療法(G-I),特殊組成アミノ酸療法で,普及率はそれぞれ80〜90%である。それでいて,昭和62年の厚生省難治性肝炎班会議による全国集計の生存率はわずか16.2%でしかない.このような治療が普及する前の生存率が約12%であったことを想起すると,これらの治療にどれほどの効果が期待し得るか,きわめて疑問である.
掲載誌情報