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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻8号

1989年08月発行

文献概要

今月の主題 膵・胆道疾患の臨床 膵・胆道疾患診療の基本

血清・尿中酵素値の読み方

著者: 竹内正1 平沢豊2

所属機関: 1東京女子医科大学・消化器内科 2東京女子医科大学・臨床中央検査部

ページ範囲:P.1280 - P.1283

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●膵・胆道疾患の診断に用いられる酵素
 膵臓は主として消化酵素・重炭酸塩を含む膵液を分泌し,分泌された膵液は食物中の蛋白,脂肪,炭水化物を分解する.膵液は,通常でもわずかながら膵腺房細胞の間隙から血中およびリンパ液中に逸脱しているが,何らかの理由で膵液の流出が妨げられたり,膵実質障害が起こると,血中に逸脱する量が増加し,血中膵酵素濃度の上昇を見ることとなる.
 現在,膵疾患の診断に最もよく用いられる代表的な膵酵素と,各測定法における正常範囲を表に示した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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