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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻8号

1989年08月発行

今月の主題 膵・胆道疾患の臨床

膵・胆道疾患診療の基本

膵癌・胆道癌の診断における腫瘍マーカーの役割とfalse positive

著者: 澤武紀雄1

所属機関: 1金沢大学がん研究所・内科部門

ページ範囲:P.1284 - P.1286

文献概要

 一般に腫瘍マーカーの臨床応用として,1)早期診断をめざした癌の存在診断,2)臨床経過を追跡するモニター,3)進行度や予後の判定,4)転移性や浸潤性などの悪性度の判定,5)ターゲッティングによる癌の画像診断や癌治療法への応用,などの分野がある.他の多くの癌と同様に膵・胆道癌においても,3),4),5)の領域において臨床的に有用性を高く評価できるものは未だ見られない.
 本稿では膵・胆道癌における1)および2)に関する腫瘍マーカーの果たす役割と疑陽性の出現しやすい疾患や病態について解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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