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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻8号

1989年08月発行

今月の主題 膵・胆道疾患の臨床

膵疾患診療のポイント・アドバイス

急性膵炎の診断と治療

著者: 江口忠1 川口清隆1 小橋裕司1 友田伊一朗1 藤川潤1 久保勝彦1

所属機関: 1北野病院・消化器内科

ページ範囲:P.1298 - P.1300

文献概要

 急性膵炎は膵消化酵素が膵管より逸脱し,実質内で活性化し,自己消化を来す可逆的炎症で,腹痛発作,血中・尿中の膵酵素の上昇を伴うものである.膵炎の存在を常に念頭におき,上記のメカニズムを理解しておくことが,急性膵炎の診断・治療の根本となる.原因としてアルコール性,胆道性があげられるが,不明のことも多い.
 次項で重症膵炎が取り上げられるので,内科外来で高頻度にみられる軽症・中等症の急性膵炎を主に述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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