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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻8号

1989年08月発行

今月の主題 膵・胆道疾患の臨床

膵疾患診療のポイント・アドバイス

薬剤による膵炎,アルコールによる膵炎

著者: 建部高明1 吉田和正1

所属機関: 1国立水戸病院・消化器内科

ページ範囲:P.1306 - P.1307

文献概要

●薬剤による膵炎
 近年,薬剤の投与を契機として発症した膵炎の報告は増加しつつあり,問題とされる薬剤はおよそ50種類にも達している.
 1980年にMalloryら1)は,薬剤性膵炎の根拠として,膵炎が,1)薬剤投与中に出現すること,2)投与中止によって寛解すること,3)再投与によって再発することの3点を提示し,約30種類の薬剤について根拠の確からしさを考察している.その後に報告された新たな薬剤を網羅して,Malloryら2)は同様の基準から薬剤性膵炎について再度考察している.このreviewを紹介しながら,薬剤性膵炎についての知見を要約してみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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