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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻8号

1989年08月発行

文献概要

今月の主題 膵・胆道疾患の臨床 膵疾患診療のポイント・アドバイス

慢性膵炎の薬物および食事療法

著者: 奥野府夫1 石井裕正2

所属機関: 1産業医科大学・第1内科 2慶応義塾大学医学部・消化器内科

ページ範囲:P.1317 - P.1319

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 慢性膵炎は急性膵炎様の腹痛発作を繰り返しつつ,次第に膵機能が低下し,膵が荒廃していく進行性,不可逆性の疾患である.萎縮し,線維化した膵を積極的に修復する根本的治療は現在までのところないので,日常生活・食生活を含む再発防止と,疼痛対策,膵機能の補充と膵庇護の原則に則って対症的に治療する.
 厚生省特定疾患慢性膵炎調査研究班による慢性膵炎の臨床経過からみた治療方針1)を図に示した.それによると,1)急性発作期の治療,2)間欠期の治療,3)膵不全期の治療に3大別される.各時期の治療内容を表にまとめ,以下で少し詳しく述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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