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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻9号

1989年09月発行

文献概要

今月の主題 循環器薬の使い方 急性心筋梗塞

強心薬の使い方

著者: 出川敏行1

所属機関: 1東邦大学大橋病院・第3内科

ページ範囲:P.1484 - P.1486

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 近年の急性心筋梗塞に対する,冠動脈内血栓溶解療法,経皮的冠動脈形成術などの冠動脈再疎通療法の導入は,急性期の心不全の発生率と死亡率,および慢性期における心不全治療に難渋する例を減少させた.しかし,入院時にすでに心原性ショックなど重症心不全を呈する例に対しては,再疎通療法が著効を示す例もあるが,多くの例では再疎通療法の効果には限界があり,従来の強心剤,血管拡張剤,大動脈内バルーンパンピング(IABP)を中心とした治療法が求められる.
 ここでは主として急性心筋梗塞を基礎疾患とした急性左心不全における昇圧剤,強心剤の使い方について述べていく.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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