文献詳細
文献概要
今月の主題 循環器薬の使い方 虚血性心疾患
抗凝固薬の使い方
著者: 青木功1
所属機関: 1杏林大学医学部・第2内科
ページ範囲:P.1494 - P.1496
文献購入ページに移動 抗凝固薬は,虚血性心疾患の治療に広く用いられている.しかし,その評価はまちまちで,一定の結論は得られていない.さらに,近年,ウロキナーゼや組織プラスミノーゲンアクチベーターによる血栓溶解療法が一般化しつつあり,また虚血性心疾患における血小板の重要性が明らかとなり,抗凝固薬の使用頻度は低下しつつある.現在では抗凝固療法は,血栓の発生や成長の阻止を目的として,不安定狭心症の心筋梗塞発症予防や,心筋梗塞の再発予防に用いられることが多い.
抗凝固薬には,注射薬としてヘパリン,経口薬としてワーファリンがある.ヘパリンは,虚血性心疾患のうち,心筋梗塞が適応となるが,ワーファリンは長期維持療法として,心筋梗塞のみでなく,狭心症にも適用される.
抗凝固薬には,注射薬としてヘパリン,経口薬としてワーファリンがある.ヘパリンは,虚血性心疾患のうち,心筋梗塞が適応となるが,ワーファリンは長期維持療法として,心筋梗塞のみでなく,狭心症にも適用される.
掲載誌情報