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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻9号

1989年09月発行

文献概要

今月の主題 循環器薬の使い方 不整脈

抗徐脈性不整脈薬の使い方

著者: 山口巖1 栗原達1

所属機関: 1筑波大学医学部臨床医学系・内科

ページ範囲:P.1518 - P.1521

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 徐脈性不整脈に対する薬物治療の問題点は,薬剤に対する反応がしばしば不安定であることと,薬剤の副作用により長期間の投与が困難なことにある.したがって,徐脈性不整脈によるAdams-Stokes発作とそれによる日常生活の制限を余儀なくされている患者には,常にペースメーカー治療が考慮されるべきである.しかし,ペースメーカー治療までの緊急・応急処置として,あるいは診断・治療法の選択に薬物治療は重要な意義を有する.
 徐脈性不整脈の治療の目的は心臓刺激伝導系における伝導能促進と自動能亢進にあり,交感神経作用薬と副交感神経遮断薬が使われる(表).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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