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文献概要
今月の主題 循環器薬の使い方 低血圧
低血圧治療薬の使い方
著者: 中島克彦1
所属機関: 1関東逓信病院・循環器内科
ページ範囲:P.1544 - P.1545
文献購入ページに移動 低血圧症とは,収縮期血圧が常に100mmHg未満のものをいう.他の疾患に合併する症候性低血圧症と,原因不明の本態性低血圧症があるが,前者が圧倒的に多い.心疾患,内分泌疾患など,原因の検索が重要である.
症候性低血圧症は,原疾患の治療により軽快することが多い.本態性低血圧症で症状のないものは病的状態とはいえず,治療の必要はない.低血圧症の症状は,不眠,動悸,頭痛,倦怠感,易疲労性,めまい,食思不振などの不定愁訴が多い.昇圧剤を使用する以前に,まず一般療法を行う.
臥位または坐位から立位に体位変換した場合に血圧が低下する起立性低血圧症はまったく異なる病態であるが,治療法は共通する部分が多い.
症候性低血圧症は,原疾患の治療により軽快することが多い.本態性低血圧症で症状のないものは病的状態とはいえず,治療の必要はない.低血圧症の症状は,不眠,動悸,頭痛,倦怠感,易疲労性,めまい,食思不振などの不定愁訴が多い.昇圧剤を使用する以前に,まず一般療法を行う.
臥位または坐位から立位に体位変換した場合に血圧が低下する起立性低血圧症はまったく異なる病態であるが,治療法は共通する部分が多い.
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