文献詳細
文献概要
今月の主題 循環器薬の使い方 動脈疾患
大動脈炎症候群治療薬の使い方
著者: 野中泰延1
所属機関: 1佐々木研究所付属杏雲堂病院・循環器科
ページ範囲:P.1550 - P.1551
文献購入ページに移動 大動脈炎症候群(以下本症)は,未だ確立された疾患名ではなく,高安病,高安動脈炎,脈無し病あるいは非特異的大動脈炎などと,さまざまな名称で呼ばれている.
10歳から20歳前後の若い女性に好発し,発症時は,発熱,血管痛,関節痛などの臨床所見と,血沈亢進,CRP陽性,白血球増多などの非特異的な炎症所見のみで,脈が触れにくい,血管雑音などの血管狭窄による症状がみられない前脈無し状態(Prepulseless stage)では,診断が困難である.
10歳から20歳前後の若い女性に好発し,発症時は,発熱,血管痛,関節痛などの臨床所見と,血沈亢進,CRP陽性,白血球増多などの非特異的な炎症所見のみで,脈が触れにくい,血管雑音などの血管狭窄による症状がみられない前脈無し状態(Prepulseless stage)では,診断が困難である.
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