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文献詳細

雑誌文献

medicina27巻1号

1990年01月発行

文献概要

今月の主題 再灌流療法時代の急性心筋梗塞診療 診断と評価

RI法の役割

著者: 田中健1 相澤忠範1

所属機関: 1心臓血管研究所・内科

ページ範囲:P.46 - P.49

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 再灌流療法により,急性心筋梗塞の虚血発作にさらされた心筋を,一部ではあるが壊死から救い得るようになった.この結果,心筋壊死と心筋虚血の間に位置する重篤な虚血発作にさらされた心筋の病態が注目され,stunned myocardiumなどの概念が提唱されるようになったが,詳細に関しては不明な点が多い.心筋の血流状態を反映し,心筋viabilityを直接画像化するTl-201心筋断層像(Tl像)は,これに関する有力な検査方法として最も期待されている.さらに最近では,交感神経末梢に取り込まれるmetaiodobenzylguanidine(MIBG)を用いた1-123 MIBG心筋像(MIBG像)により,このような心筋の交感神経機能も評価し得るようになった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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