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今月の主題 再灌流療法時代の急性心筋梗塞診療 合併症に対する治療
高齢者に対する対策
著者: 樫田光夫1
所属機関: 1国立病院医療センター・循環器科
ページ範囲:P.102 - P.104
文献購入ページに移動 急性心筋梗塞に対する再灌流療法として冠動脈内血栓溶解療法が開始された当時,診断の冠動脈造影の適応は多くの施設で70歳以下とされていた.したがって当初,冠動脈内血栓溶解療法の適応も70歳以下とされたが,再灌流療法の効果が明らかになるにつれ適応が拡大し,治療成績の悪い高齢者の心筋梗塞に対しても積極的に再灌流療法が行われるようになった.本稿ではそれらの成績をふまえ,再灌流療法時代の高齢者心筋梗塞の治療方針を述べる.高齢者の定義には混乱があり,70歳以上とすることが多いが,高齢化社会を迎えた今日では75歳以上とすることも多くなってきた.
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