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文献詳細

雑誌文献

medicina27巻10号

1990年09月発行

文献概要

増刊号 内科エマージェンシーと救急手技 緊急画像診断のポイント

21.心エコー

著者: 中村憲司1 椎名哲彦1 酒井吉郎1 石塚尚子1 細田瑳一1

所属機関: 1東京女子医科大学付属日本心臓血圧研究所・内科

ページ範囲:P.1713 - P.1721

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 的確なる診断と適切なる処置は,心疾患の救急診療においてきわめて重要である.臨床症状,臨床所見,心電図,胸部X線写真,血液ガス,さらにはバルーンカテーテルによる右心系の心内圧の情報も重要なことはいうまでもないが,一刻の猶予も許されない救急診療の現場においては,まず早期診断を心掛けねばならない.また場合によっては,救急処置を優先しなければならないこともたびたびある.バルーンカテーテルによる心内圧,心拍出量の情報は,診断よりも治療に重点を置いて使用されるべきもので,急激な心血管の解剖学的・血流動態異常の診断には,迅速性,確実性,非侵襲性を兼ね備えた超音波検査法が有用である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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