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増刊号 内科エマージェンシーと救急手技 症状からみた内科エマージェンシー
31.痙攣
著者: 大生定義1
所属機関: 1聖路加国際病院・内科
ページ範囲:P.1772 - P.1773
文献購入ページに移動1)痙攣とは不随意の全身的あるいは部分的な筋収縮をいい,大部分は意識障害を伴う.
2)多くの痙攣は一過性で,受診時には軽快していることも多いが,意識が回復しないうちに次の発作をくり返す重積状態は内科エマージェンシーである.
3)原因の追求とその是正は大切であるが,痙攣が続くこと自体がさらに脳障害を進めるので,何よりも先に痙攣を止めることが重要である.
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