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増刊号 内科エマージェンシーと救急手技 疾患からみた内科エマージェンシー 呼吸器疾患
67.気管支喘息
著者: 藤村直樹1
所属機関: 1高槻赤十字病院・呼吸器科
ページ範囲:P.1898 - P.1903
文献購入ページに移動喘息そのものが慢性,反復性疾患であり,厚生省調査研究班の報告でも52.6%の患者が10年以上の期間治療を受け続けている.さらに成人喘息死の約半数が自宅または来院途中での,いわゆる“dead on arrival=到着時死亡”例であることも,ニュージーランドや欧米での報告と一致するものであり,喘息治療の基本が日常の重症化防止への対策にあることは明らかである1,3).本稿では,喘息救急受診時の診断,治療,対策を中心に,その日常コントロールについても略記したい.
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