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増刊号 内科エマージェンシーと救急手技 疾患からみた内科エマージェンシー 消化器疾患
75.消化管穿孔と急性腹膜炎(腹腔穿刺法を含む)
著者: 門田俊夫1
所属機関: 1防衛医科大学校・第1外科
ページ範囲:P.1932 - P.1935
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1)高齢者,ステロイド使用者,意識状態が低下している患者では,穿孔性腹膜炎の症状と実際の病状が一致しない.
2)横隔膜下free airの出現率は,上部消化管穿孔で80〜90%,下部消化管で30〜50%.
3)穿孔性腹膜炎における超音波やCT検査の重要性はますます増加する.
4)腹腔穿刺や腹腔洗浄は穿孔性腹膜炎の最も確かな検査であり,手技に精通しておく.
5)腹膜炎を疑ったらまず抗生剤を投与し,早期外科コンサルトを躊躇してはならない.
1)高齢者,ステロイド使用者,意識状態が低下している患者では,穿孔性腹膜炎の症状と実際の病状が一致しない.
2)横隔膜下free airの出現率は,上部消化管穿孔で80〜90%,下部消化管で30〜50%.
3)穿孔性腹膜炎における超音波やCT検査の重要性はますます増加する.
4)腹腔穿刺や腹腔洗浄は穿孔性腹膜炎の最も確かな検査であり,手技に精通しておく.
5)腹膜炎を疑ったらまず抗生剤を投与し,早期外科コンサルトを躊躇してはならない.
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