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文献詳細

雑誌文献

medicina27巻10号

1990年09月発行

文献概要

増刊号 内科エマージェンシーと救急手技 疾患からみた内科エマージェンシー その他の疾患

106.熱射病

著者: 大村昭人1

所属機関: 1帝京大学溝口病院・麻酔科

ページ範囲:P.2019 - P.2019

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 発汗による気化熱,血管拡張による熱の放散などの体温降下機構が熱産生充進(運動,労作),高温,多湿の環境に対処できなくなり,著しい体温上昇(40℃以上),意識混濁,昏睡などの中枢神経症状を呈する状態を熱射病(heat stroke)と呼び,速やかな治療がなされなければ,重篤な後遺症,死亡をきたしうる.高齢者,乳児,全身疾患とくに循環器疾患などを有する患者では,労作がなくても起こる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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