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文献概要
今月の主題 ベッドサイドの痴呆学 痴呆へのアプローチ
評価の尺度—痴呆の診断と重症度の判定
著者: 大塚俊男1
所属機関: 1国立精神・神経センター精神保健研究所・老人精神保健部
ページ範囲:P.2042 - P.2046
文献購入ページに移動 従来は痴呆の治療に関しては悲観的な考え方が強いことから,臨床医は痴呆の診断,治療,ケアなどこの分野への関心は薄く,取り組みがあまりなされていなかったが,今日では痴呆の患者の著しい増加のため,その家族からのニーズも高く,臨床医は診断,治療および相談指導とその対応に迫られている状況である.また早期からの治療やケアが痴呆の重症化への阻止に効果があることから,早期に痴呆を発見し,診断することが重要視される.
そのためには痴呆の初期に,知能の低下を把握することができる評価法が必要とされ,わが国では多くの簡易評価法が考案され用いられている.そこで本稿では,痴呆を評価する上での診断基準,その際に留意する精神機能および実際の評価法にっいて述べる.
そのためには痴呆の初期に,知能の低下を把握することができる評価法が必要とされ,わが国では多くの簡易評価法が考案され用いられている.そこで本稿では,痴呆を評価する上での診断基準,その際に留意する精神機能および実際の評価法にっいて述べる.
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