文献詳細
文献概要
今月の主題 ベッドサイドの痴呆学 痴呆へのアプローチ
痴呆の予後
著者: 浦上克哉1 高橋和郎1
所属機関: 1鳥取大学医学部・脳神経内科
ページ範囲:P.2068 - P.2069
文献購入ページに移動 アルツハイマー型痴呆(DAT)は,65歳未満で発症してくる初老期痴呆のアルツハイマー病(AD)と,65歳以上で発症してくる老年痴呆のアルツハイマー型老年痴呆(SDAT)が病理学的に差異を認めないことより,包括して扱われた概念である.近年,ADとSDATの差異,SDATのhete-rogeneityが報告されてきている.
痴呆の調査は従来断面的なものが多く,予後に関する追跡調査はあまりなされていなかった.本稿では,筆者らの山陰地方での追跡調査により得られたSDATの経過を中心に,老年期痴呆の予後について述べる.
痴呆の調査は従来断面的なものが多く,予後に関する追跡調査はあまりなされていなかった.本稿では,筆者らの山陰地方での追跡調査により得られたSDATの経過を中心に,老年期痴呆の予後について述べる.
掲載誌情報