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文献詳細

雑誌文献

medicina27巻11号

1990年10月発行

文献概要

今月の主題 ベッドサイドの痴呆学 痴呆へのアプローチ

リスクファクターと予防

著者: 新野峰久1 近藤喜代太郎1

所属機関: 1北海道大学医学部・公衆衛生学

ページ範囲:P.2070 - P.2072

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 老年期痴呆の主な原因として,変性と多発梗塞を中心とする脳循環障害がある.痴呆は症候であり,基礎となる脳病変と痴呆化との関係には不明の点が多いが,基礎となる脳病変とそれに基づいて起こる痴呆は,多くの遺伝的・後天的要因の影響を受けつつ,徐々に成立すると推測される.したがって,その各段階の危険要因も同一とは限らず,相互に複雑に交絡すると考えられる.本稿では筆者らの成績とともに,これらの危険要因の研究の現状について概観する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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