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文献詳細

雑誌文献

medicina27巻11号

1990年10月発行

文献概要

今月の主題 ベッドサイドの痴呆学 治せる痴呆を見逃さないために

身体的疾患による痴呆—感染症

著者: 黒田康夫1

所属機関: 1佐賀医科大学・内科

ページ範囲:P.2092 - P.2093

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 感染症が痴呆の原因であることはけっして稀ではない.細菌,真菌,レプトスピラ,原虫,ウイルスなど,すべての微生物が中枢神経系に感染して痴呆を生じうる.臨床的にも,発熱,末梢血白血球増多や赤沈充進の炎症所見を呈さずに,感染症が徐々に痴呆を生じさせることも多い.したがって,原因不明の進行性の痴呆患者に際しては,血液や髄液に炎症所見がなくても感染症を否定してはならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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