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今月の主題 ベッドサイドの痴呆学 薬物療法のポイント—その効果と限界
脳循環代謝改善薬の使い方
著者: 葛原茂樹1
所属機関: 1三重大学医学部・神経内科
ページ範囲:P.2138 - P.2139
文献購入ページに移動 脳循環代謝改善薬には数多くの種類があり,さらに毎年,数種の新薬が発売されている.これは,高齢化社会を迎えたわが国において,これらの適応となるような老人性慢性脳疾患患者が増加していることの反映であると同時に,痴呆や脳卒中後遺症に真に有効な薬物が未だ現れていないことをも意味する.しかも前項で述べたように,このような薬物が大量に使用されているのは,先進国の中ではわが国だけという特殊事情もある.
本項では,これらの薬物を実際の臨床場面でどう使うべきかについて述べる.具体的な薬品とその作用や適応症については,前項の「痴呆に対する薬物療法の注意事項」を参照されたい.
本項では,これらの薬物を実際の臨床場面でどう使うべきかについて述べる.具体的な薬品とその作用や適応症については,前項の「痴呆に対する薬物療法の注意事項」を参照されたい.
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