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文献詳細

雑誌文献

medicina27巻11号

1990年10月発行

文献概要

カラーグラフ 冠動脈造影所見と組織像の対比・20

CABG施行後,5年以上経過したグラフトの形態学的変化

著者: 堀江俊伸1

所属機関: 1東京女子医科大学・循環器内科

ページ範囲:P.2172 - P.2174

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●CABG施行後,5年以上経過したグラフトの形態学的変化
1.自験例の検討
 本邦においてはCABG施行後5年以上経過した長期観察例に対して系統的に組織学的検討を行った報告はほとんどみられていない.そこで当院においてCABG施行後5年以上経過し,剖検または再手術においてグラフトを摘出した12例について検索した.12例の内訳は剖検2例,再手術10例であり,後者はグラフトの閉塞および高度の狭窄のため再手術時にグラフトを摘出した.
 グラフトを摘出した12例を組織学的に以下の3型に分類した.1)内膜肥厚が軽度のもの2例,2)血栓の器質化による完全閉塞5例,3)粥腫の沈着が高度のもの5例であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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