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今月の主題 膠原病—活動性の評価と治療の選択 臨床的活動性の評価と予後に影響する因子
全身性エリテマトーデス
著者: 坂根剛1 上田裕司1 熊倉俊一1
所属機関: 1島根医科大学・第3内科
ページ範囲:P.2222 - P.2227
文献購入ページに移動SLEはこの疾患の特性ともいうべき自然経過によって,あるいは治療の修飾によって寛解,増悪を繰り返しながら慢性に経過する.したがってSLEの診断が確立した後は,患者の病型,現在の活動性を正しく把握して,適切な治療を行うことが重要となる.ここでは,まずSLEの疾患活動性の評価基準となる臨床症状,検査所見について解説し,ついでSLEの予後に影響する因子を概観してみたい.
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