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文献詳細

雑誌文献

medicina27巻12号

1990年11月発行

文献概要

今月の主題 膠原病—活動性の評価と治療の選択 臨床的活動性の評価と予後に影響する因子

慢性関節リウマチ

著者: 鎌谷直之1 柏崎禎夫1

所属機関: 1東京女子医科大学附属リウマチ痛風センター

ページ範囲:P.2228 - P.2230

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 慢性関節リウマチ(RA)の主症状は対称性の多発関節炎であるが,同時にRAは慢性の全身性炎症性疾患でもある.したがって,RAの活動性は局所症状のみの評価では不十分で,全身症状の評価を加えて初めてより正確な把握が可能になる.また,炎症症状は赤沈などの検査所見にも反映されるので,客観的指標として検査成績も一般に日常臨床では利用されている.
 このようにRAの活動性は一つの因子では規定されず,いろいろの因子の総合によって決まる多少曖昧な概念である.しかし,RAの活動性を正確に評価することは,治療手段の選択,さらには生命や運動機能に関する予後を推定するためにも,欠かせないものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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