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文献詳細

雑誌文献

medicina27巻12号

1990年11月発行

文献概要

今月の主題 膠原病—活動性の評価と治療の選択 治療方針の決定とフォローアップ

全身性エリテマトーデス

著者: 隅谷護人1

所属機関: 1国立病院医療センター・膠原病内科

ページ範囲:P.2246 - P.2249

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 全身性エリテマトーデス(以下,SLEと略)の発症の仕方と臓器病変の現れ方は患者によってまちまちであり,緩徐に発症し,初診時には病歴を含めてSLEの分類基準を満たしても,その時点ではとくに薬物療法を要しない例から,急激に多臓器病変を伴って発症し,初診時から強力なステロイド療法を必要とする例まで,さまざまである.また,少数あるいはひとつの臓器病変で発症し,分類基準を満たさない例も存在することに留意する必要がある.この意味で,SLEの初期治療計画を考える前に,SLEの早期診断あるいはSLEを疑うことから始めなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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