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今月の主題 膠原病—活動性の評価と治療の選択 診療上の特別な問題
CNSループスの診断における髄液検査の有用性
著者: 広畑俊成1
所属機関: 1東京大学医学部・物療内科
ページ範囲:P.2266 - P.2268
文献購入ページに移動 全身性エリテマトーデス(SLEと略)に合併する精神神経症状(CNSループス)は,全SLE患者の25〜60%に出現するといわれる.CNSループスの診断を困難にしている大きな要因は,腎障害,血沈,血清補体価,抗DNA抗体価といったSLEの全身の疾患活動性の指標が,必ずしもCNSループスの活動性を反映しないという点にある1).一般髄液検査でも,CNSループスでは,蛋白量・細胞数は正常範囲のことが多い1).しかし,近年髄液中の免疫グロブリンやサイトカインの定量が可能となり,髄液検査の幅が一段と広がった.
本稿ではCNSループスで見られる髄液中の免疫グロブリン・インターロイキン6(IL6)活性の異常について概説したい.
本稿ではCNSループスで見られる髄液中の免疫グロブリン・インターロイキン6(IL6)活性の異常について概説したい.
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