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文献詳細

雑誌文献

medicina27巻12号

1990年11月発行

文献概要

今月の主題 膠原病—活動性の評価と治療の選択 膠原病関連のトピックス

Undifferentiated connective tissue syndrome(UCTS)

著者: 東條毅1 小笠原孝1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部・内科

ページ範囲:P.2280 - P.2281

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 膠原病に属する各疾患では,その疾患に特異的な臨床症状あるいは検査所見が乏しい.加えて病因や病態に不明の点が多い.このため膠原病各疾患の診断には,診断基準が広く用いられている.しかし膠原病を疑っても,どの基準にもよく当てはまらない症例が少なくない.これらはいわば疑診例に相当する.しかしどの疾患の疑診例とすべきかの判断は,恣意的になりがちである.
 最近このような一連の症例をまとめて,未分類膠原病あるいは分類不能膠原病と呼ぶ者がでてきた.この語源はおそらく1980年に米国のLeRoyらがArthritis & Rheumatism誌上に提唱したundifferentiated connective tissue syndrome(UCTS)にある1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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