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今月の主題 膠原病—活動性の評価と治療の選択 膠原病関連のトピックス
リウマチ性多発筋痛症
著者: 原まさ子1
所属機関: 1防衛医科大学校・第1内科
ページ範囲:P.2286 - P.2287
文献購入ページに移動 リウマチ性多発筋痛症(polymyalgia rheuma-tica, PMRと略)は,項頸部,上背部,肩,上腕,腰帯部の疼痛とこわばりを主徴とし,60歳以上の高齢者に発症する疾患として,1888年,Bruceによりsenile rheumatic goutとして報告された.以来,種々の病名で報告が重ねられ,1957年,BarberによりPMRとしての疾患単位が確立された.白人に多く,50歳以上では年平均罹患率は人口10万に53.7という報告もあり,痛風につぐ発病率といわれている.日本人には少なく,1966年はじめて報告されて以来,100例に満たない.一方,本症と側頭動脈炎の合併が多いことから,血管炎とのかかわりが注目されている.
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