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文献詳細

雑誌文献

medicina27巻13号

1990年12月発行

文献概要

今月の主題 STROKE—脳卒中診療のポイント 脳卒中のリスクファクター

血小板,凝固・線溶系と脳卒中

著者: 丸山征郎1

所属機関: 1鹿児島大学医学部・第3内科

ページ範囲:P.2406 - P.2407

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 近年の本邦の脳卒中のプロフィールは大きく変貌した.すなわち脳出血が激減し,代わりに相対的に脳梗塞(脳血栓,脳塞栓)の占める割合が増してきた.最近の統計では,都市,農村を問わず脳出血:脳梗塞の比は大体1:3〜5である.また脳梗塞の中でも大きな梗塞が減少し,小梗塞,ラクネ型,多発性小梗塞が増加しつつある.もちろんこれはCT,MRIなどの登場で診断技術が向上してきたというのも大きな理由の1つである.
 ここではこのような本邦の脳血管障害のプロフィールを念頭におき,リスクファクターとしての血小板,凝固・線溶系について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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