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文献詳細

雑誌文献

medicina27巻13号

1990年12月発行

文献概要

今月の主題 STROKE—脳卒中診療のポイント 脳卒中の治療

脳卒中急性期の合併症とその対策

著者: 石川良樹1

所属機関: 1大田原赤十字病院・第一内科

ページ範囲:P.2458 - P.2460

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 脳卒中急性期の直接的な死因としては,まず第一に脳のヘルニアが挙げられるが,肺炎や脱水などのさまざまな合併症も,脳卒中の予後を左右する大きな因子である.死亡する原因となるばかりでなく,合併症のために臥床期間が長期化し,リハビリテーションが円滑に行えないような状態が続けば,機能的な予後にも大きな影響を及ぼすこととなる.とくに高齢者においては合併症が起こりやすく,慎重な対処が重要である.本項では急性期の合併症の対策の要点について触れることとする(表1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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