icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina27巻13号

1990年12月発行

文献概要

今月の主題 STROKE—脳卒中診療のポイント 慢性期患者の管理

脳循環改善薬と脳代謝改善薬の使い方

著者: 長田乾1

所属機関: 1秋田県立脳血管研究センター・神経内科

ページ範囲:P.2500 - P.2503

文献購入ページに移動
 脳卒中慢性期の治療は,神経脱落症状の改善,自覚症状,精神症状の改善,そして再発の予防が大きな目標となる,神経脱落症状に対しては適切な時期に効果的なリハビリテーションを実施することが第一とされており,自覚症状や精神症状の改善,および再発の予防については,脳循環改善薬や脳代謝改善薬などによる薬物療法が主体となることから,慢性期脳卒中症例を管理する上で,脳循環改善薬や脳代謝改善薬の選択と使い方が重要な意味を有する.
 一般に,脳循環改善薬はもっぱら自覚症状の改善に,一方,脳代謝賦活薬は精神症状の改善に効果があると見なされているが,ここでは主な脳循環改善薬と脳代謝改善薬の薬理作用の特徴と適応,副作用などについて概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?