icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina27巻2号

1990年02月発行

文献概要

今月の主題 消化器診療のcontroversy 胆道系疾患

内視鏡的乳頭括約筋切開術は胆嚢非摘出例でも適応となるか?

著者: 小野美貴子1

所属機関: 1杏林大学医学部・第1外科

ページ範囲:P.246 - P.247

文献購入ページに移動
●治療法の概説
 内視鏡的乳頭括約筋切開術(endoscopic sphinctero-papillotomy;EST)は,内視鏡的に十二指腸のVater乳頭を切開,開大させるものである.その方法は,十二指腸鏡でVater乳頭を直視し,鉗子口から挿入したパピロトームと呼ばれる切開用ナイフを乳頭の12時方向に当てがい,高周波電流をパピロトームに通じて切開する.開発当初は,総胆管遺残結石の排出を目的としていたが,現在では,各種診断器具やドレナージチューブを胆道に挿入する補助としても施行されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?