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文献詳細

雑誌文献

medicina27巻2号

1990年02月発行

文献概要

今月の主題 消化器診療のcontroversy 肝疾患

ステロイド療法は重症アルコール性肝障害の予後を改善させるか?

著者: 重田洋介1

所属機関: 1慶応義塾大学伊勢慶応病院・内科

ページ範囲:P.272 - P.274

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 わが国民1人当たりの酒量は近年ますます増大し,欧米の域に近づかんとしている.わが国の飲酒人口は現在約6,500万人で,その中で毎日欠かさず飲酒する人口は約1,500万人以上といわれている。さらにその中で毎日日本酒に換算して5合以上飲酒する,いわゆる問題飲酒者(ほぼアルコール依存症と考えてよい)は220万人以上とされている1)
 アルコール性肝障害の中でもアルコール性肝炎は,アルコール性肝硬変の前段階として重要であり,近年わが国においてもアルコール性肝炎の発生頻度は確実に増加している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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