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文献詳細

雑誌文献

medicina27巻2号

1990年02月発行

文献概要

今月の主題 消化器診療のcontroversy 肝疾患

劇症肝炎の各種治療法は有用か?

著者: 藤原研司1 富谷智明1

所属機関: 1東京大学医学部・第1内科

ページ範囲:P.276 - P.277

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 劇症肝炎とは,急性肝炎が急速に肝不全状態に至った症候群を指す.発症8週以内にII度以上の肝性脳症を呈し,プロトロンビン時間40%以下となるものと定義される.
 治療は肝不全に対する人工肝補助,肝障害進展の防止,肝機能回復の促進,合併症対策に大別される.新たな治療法も試みられているが,本邦では血漿交換療法,グルカゴン・インシュリン療法,抗凝固療法(アンチトロンビンIII(AT III)療法)が普及している.これら3療法の有用性を述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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