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今月の主題 消化器診療のcontroversy 肝疾患
劇症肝炎の各種治療法は有用か?
著者: 藤原研司1 富谷智明1
所属機関: 1東京大学医学部・第1内科
ページ範囲:P.276 - P.277
文献購入ページに移動 劇症肝炎とは,急性肝炎が急速に肝不全状態に至った症候群を指す.発症8週以内にII度以上の肝性脳症を呈し,プロトロンビン時間40%以下となるものと定義される.
治療は肝不全に対する人工肝補助,肝障害進展の防止,肝機能回復の促進,合併症対策に大別される.新たな治療法も試みられているが,本邦では血漿交換療法,グルカゴン・インシュリン療法,抗凝固療法(アンチトロンビンIII(AT III)療法)が普及している.これら3療法の有用性を述べる.
治療は肝不全に対する人工肝補助,肝障害進展の防止,肝機能回復の促進,合併症対策に大別される.新たな治療法も試みられているが,本邦では血漿交換療法,グルカゴン・インシュリン療法,抗凝固療法(アンチトロンビンIII(AT III)療法)が普及している.これら3療法の有用性を述べる.
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