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文献詳細

雑誌文献

medicina27巻3号

1990年03月発行

今月の主題 臨床医のための免疫学

免疫反応により分泌される物質

マスト細胞からの物質

著者: 津田富康1 松本哲郎1

所属機関: 1大分医科大学・第3内科

ページ範囲:P.412 - P.416

文献概要

 マスト細胞や好塩基球はI型アレルギー反応に際し,その細胞表面のIgE抗体と当該抗原が結合することにより,多くの化学伝達物質(chemicalmediators,CMs)を遊離し,アレルギー性反応を完成させることが知られている.また最近では種々の炎症反応に係わっていることが明らかとなってきているが,とくに遅延型アレルギー反応や創傷治癒,また病的な線維化に際しても重要な働きをしていることが明らかになりつつある.今回はこれら種々の炎症病巣で,どのようにマスト細胞が係わり,かつCMsが遊離され,病勢が完成されていくかを簡潔に述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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