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文献詳細

雑誌文献

medicina27巻3号

1990年03月発行

文献概要

今月の主題 臨床医のための免疫学 免疫と臨床

甲状腺疾患と免疫

著者: 網野信行1

所属機関: 1大阪大学医学部・臨床検査診断学

ページ範囲:P.476 - P.479

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 甲状腺における自己免疫疾患には,臓器特異性自己免疫疾患の代表的存在とも言える橋本病がある.自己免疫性甲状腺疾患には以下のような大きな特徴がある.すなわち,①甲状腺は前頸部に位置し少しでも腫張すると異常が発見されやすい.②自己免疫による組織反応を甲状腺ホルモンの変動という指標で異常を容易に把握しやすい.③自己免疫反応により機能低下がみられる一方で機能亢進もみられる.④疾病の出現頻度がきわめて高いなどである.以下臨床成績を中心にこれら疾患の病態を免疫学的に解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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