icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina27巻4号

1990年04月発行

文献概要

今月の主題 白血病—最新の知見と治療 疫学と病態

染色体異常

著者: 鎌田七男1 武地美保1

所属機関: 1広島大学原爆放射能医学研究所・血液学研究部門

ページ範囲:P.564 - P.565

文献購入ページに移動
 白血病における染色体異常は白血病細胞形態とよく相関するため,確定診断の1つとなっている.また,特徴ある染色体異常は,白血病の成り立ちや病態追究の重要なマーカーになるとともに,治療効果の判定さらには予後の推定も可能となっている.白血病における染色体研究の最新の知見といえば,分子生物学的手法により,染色体異常の内容が分子レベルで明らかにされてきている点で,染色体転座に伴う遺伝子の相互転座の結果としてのhybrid遺伝子の証明がなされてきた.
 本稿では,染色体にまつわる最近の知見について述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?