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文献詳細

雑誌文献

medicina27巻4号

1990年04月発行

文献概要

今月の主題 白血病—最新の知見と治療 治療

慢性骨髄性白血病の治療

著者: 吉田稔1

所属機関: 1自治医科大学・血液科

ページ範囲:P.600 - P.601

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 慢性骨髄性白血病(Chronic myelogenous leukemia;CML)はPhiladelphia染色体(Ph1)という独得の染色体異常をもつ多能性幹細胞レベルのclonalhemopathyである.慢性期の典型的な病像は白血球増多と脾腫で,これらは治療により軽快するがPh1は消失せず,最終的には急性転化(急転〉を起こし死亡する.従来の薬物療法による平均生存期間は約3〜4年であったが,近年骨髄移植(Bone marrow transplantation;BMT)により一部の症例で治癒が得られており,さらに現在インターフェロンが新たな治療薬として期待されている.
 本稿ではCMLの生存期間に関与する因子,およびその治療の現状につき概説する

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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